独立起業したら売上の増減に気持ちがやられることは覚悟しよう
サラリーマンでないなら当たり前、売上の増減の激しさに気持ちがやられる。
増減の激しさならまだいい。独立初期は、売上がほぼないという「凪」状態が普通にある。。。
勤め人なら、初出勤でどんなに仕事ができなかったとしても最低時給は確保できる。それが、独立したら当たり前に売上ゼロはある。どんなに働いても売上ゼロということはある。
経費がかかるなら、マイナスということも普通にある。
ここを抜けるのはなかなか難しかった。夫が起業して、とんとんになるまで3年かかった。その間はもちろん給料は出ない、生活費はない。というわけで、我が家はこの間に借金が2000万円にまで膨れ上がった。
夫の業種は経費が思ったよりかかるので特にしんどかった。
その後、私はマッサージで独立した。この業種はかなり利益率が高い。
ホリエモンも薦めていた。利益率が高くて、在庫のない商売だから。家賃がなければ(出張マッサージ)自分の人件費のみ。
私はお店を借りているので、家賃・水道光熱費がかかっている。クリームなどの商材も少々。
それでも飲食店などに比べれば、はるかに利益率は高い。
そんなおいしい業種で私は徐々に売上を伸ばしていった。が、、、、忙しくなるにつれて心がすさんだ。
私は自由を求める人間であり、自由>お金 だったから。夫にも八つ当たりが激しかった。私はこれだけ稼いだのだから、借金もものすごい勢いで減るだろうと思ったのだけど、思ったほど減らなかった。。。それでまた心がすさんだ。
理由は、夫がさらなる投資をしたから。
男と女で脳のつくりが違うからなのか、性格的なものなのかはわからない。さらなる飛躍を遂げようとする夫 VS 現状維持で借金返済を優先したい私。
どっちが悪いわけではないのだけれど。。。
新しくテナントを借り、リフォームをして、もっとお客さんを増やすぞ!!というタイミングで、お客さんが激減。
なんと、売上が3分の1にまで落ち込んでしまった。。。
場所が少し変わったこと、常連のお客さまの引っ越しや体調不良などが重なりました。が、それは私の心根を現状が反映していただけだと思います。
売上が落ちた上に経費がアップしたことで、私は精神的に参ってしまいました。現状維持してたらこうなることもなかったのに。。。その思いを抱え続けていたらとうとう病気になった。
自分の健康に自信を持っていた私はショックだった。健康だけがとりえだったのに、それを失ったら私に何が残るんだ??
松葉杖の生活を余儀なくされたけど、仕事は続けた。お客さんの前では大丈夫なふりをして振舞ったら案外いけた。仕事をしてなかったら私はたぶんノイローゼになっていたと思う。
仕事がある。お客さんが来てくれていることが私の心を支えていた。
身体の自由がきかない状態で仕事をするのはとても疲れるんだけど、お客さんが来ないことに比べれば何でもない。身体の疲れより、精神的疲れのほうがはるかに大変。
そうやってしのいでいるうちに、売上がまた戻ってきた。前のことがあるので、心がすさむまでは売上を求めないようにした。
売上は前の7~8割ほどに回復。精神的なゆとりも持てるようになった。
私が体調不良になったことで会社の資金繰りが悪くなった。売上と私の気持ちが落ち着いたことを見計らって、夫がまたせっついてくる。。。借金の返済が月に35万円ほどあるのが本当にきつい。
もう労働収入のアップはこれ以上無理で、やり方を変える時期になっている。
物販収入・ストック収入・不労収入(株式)
私の気持ちをなだめることと、資金繰りのストレスと闘いながら夫は頑張っている。私は会社を経営するうえで、一番のストレスは資金繰りだと思う。私がこうしてマッサージの仕事に打ち込めるのはそのストレスをすべて夫に預けているからで、感謝してる。
ただ、前より良くなっている実感が欲しい。労働収入に頼らない別の収入が欲しい。という私の訴えで、株を少し買った。借金あるのに。
不労収入(配当金)の出来上がりである。。。月に3000円くらいの。。。資金が少ないともちろんパンチはない。。。
ストック収入(ブログ)は時間がかかる。となれば、マーケティングを駆使した物販収入と、融資を頑張るしか手がない。←今ここ
私の一番苦手な経理の仕事を今半泣きでやっている。これで昔税理士を目指していたんだから笑える。一番向いてないよ、その仕事( *´艸`)
融資を受けれたら、借金が100万円くらい減る。
そう思いながら、今日も明日も予約が入ってないんだけど、今月売上やばくない??と少し不安になる。。。
独立したら、経済的に平穏な日々はありません。危機感があっていい。どうとらえるかはあなた次第です。